京都芸術大学イラストレーションコースの「レイアウト・構図」の課題が難産だったので過程をメモ…
液タブとTABMATEの導入
今回、iPadProでは画面の限界を感じたので、Amazonプライムデーで購入したCintiq16と公式から割引で購入したTABMATEを導入しました。

箱が大きくて開けるのを躊躇してしまい、積んでいたcintiqもようやく開けることができました……
今回Rentioでレンタルして試してからAmazonで購入しているので、cintiq16がDisplayPort⇔HDMIケーブルで動作することは確認済みです。

TABMATEには「手のひら」と「描画色⇔透明色切り替え」が必須。思ったよりも使いやすく握りやすかったです。なにより、環境設定から設定するのが凄く楽で、ボタンも使いやすくて8bitdoよりもずっといい!
ラフスケッチ

耳をすませばの一シーンを構図分析して、キャラクターと背景を書き換えるという縛りがあったので、頑張って構図分析した結果をもとにして、「三分割構図」「ミディアムクローズアップ、バストアップ」「平行線と曲線」「手前中・奥」「三角形、逆三角形」「ぼかし」「黄金螺旋」をねじ込むことに成功。
背景の教会は、CLIP STUDIO ASSETSで洋館の写真セットから写真をいただき、それを参考に手描き。
手前の小物はアイリスを使うことだけは確定だったのですがそれ以外はまだ描いてない状態。
カラーラフ
今回はlack先生のlack万能筆(FRAMEの付属CD-ROMに入っているもの)を使用してかくことを決意。
小物などもかきこんでいざカラー……。
FRAMEのメイキングを見ながら……まずグレースケールで色を濃淡つけてから

lack先生のboothショップで購入したグラデーションマップを置いてみる。

その上から「乗算」と「オーバーレイ」で色を乗せる。

色の選択をはやめるため、lack先生のカラーパレットを購入して置いています。
iPadだと画面が狭くてできなかったのが、液タブは16インチあるのでカラーパレットをおく場所があります。いえーい。

これでカラーラフが完成です。
線画おこし(清書)
カラーラフの不透明度をさげて、いつもの「濃い鉛筆」と「交点消去」を乱用して線画を描いていきました。
今回は構図命ということで多少線画が微妙でも許されると信じてとにかく〆切を優先して描いていきました。
液タブだとジェスチャーが効かないので、効率アップのために線画作業だけiPadProへ移動して黙々と作業しました。
目だけラスターレイヤーで、ほかはベクターレイヤーで作成しました。
ラフの時にアイリスが複製だったせいで一番右のアイリスは描き直しになりました。
やはりラフの段階でできる限り完成させることがスピードアップのコツですね………(lack先生の言う通りや…)

大きく「手前」「中」「奥」でクリッピングマスクを使用するために選択範囲を作成します。
……ここで、ベクターレイヤーでしっかり線を閉じておけば「囲って塗るツール」で楽勝だったのですが、やはりちゃんと閉じていないところが主にアイリスで多々発生して時間を浪費していました。反省。
着色
カラーラフの主線をオフにした塗だけの部分を持ってきて、線画に合うように厚塗りではみ出しなどを調整します。

↑カラーラフ ↓線画に合わせて調整した後

最初、真面目にアニメ塗りしようかと思って選択範囲をとりはじめたのですが、カラーラフの厚塗りでうまく発生した色の再現が非常に面倒だったので、もういいやとおもって流用しました。
流用したカラーラフの上に乗算レイヤーなどをつくって、顔周りなどだけしっかり描き込みをしました。
手前の小物は主線の色をなじむように変更、背景も主線がなるべくなくなるような色にしてなじませます。
メインの人物二人分の線の色は黒のままいくことにしました。
↓もとにした構図と同じように手前はぼかしをかけましたが、ちょっとかけすぎた気がします。

↓ぼかしを少し弱めました。

課題を終えての感想
絶望と失望との戦い
美術解剖学以上に毎日凹んでいました。
具体的には、
- ラフに着手する前→うまくかけないかも…
- ラフに着手→花や小物がかけないかも、背景がかけないかも
- 花や背景をかく→色を塗ってみたらダメでかきなおしかも
- カラーラフ→ちゃんと線画にしたあと間に合わないかも
- 線画→アイリスと背景がかけるか不安すぎて線画に着手するまでに悶々とする
- 塗り→アニメ塗りしようとして絶望する
- カラーラフの流用→lack万能筆でとにかく影一段階よりも多く書きこむのは今回はなしにしようと決めて勢いで進む(意外と数時間で終わった)
- そのあと→とにかく単位落ちしないものになればいいと思って顔周りに視線を集中させようと誓う
こんな感じでした。前半がとにかくストレスでした。
失望を乗り越える方法
描き進めるしかない。とにかく着手せよ。
着手していないときほど怖くて、お風呂やご飯のときほど悶々としました。
次回に活かしたいこと
制作アイデアについて
レイアウト・構図の第六回で連想ゲームのようにアイデアを出していたサンプルが役に立った。
いきなりラフをかかず、いいなとおもう単語をいくつか並べて、それを魅力的に見せる構図を選択したりしていくことが、描きたいものベースの構図選択につながる。
ラフについて
ラフとはいえど主線とカラーラフはレイヤー分けしておくことが清書後のスピードを早める。
あるいはラフ段階は主線がないカラーラフを描くほうがよいのか。
カラーラフについて
グレースケールで塗って乗算などで色を乗せる方法だと圧倒的に早いし深みを出すのが楽。
清書について
- ベクターレイヤーの線画は線をちゃんと閉じること!!!!!
→囲って塗るツールのスピードがぜんぜん違う。 - 濃い鉛筆×iPadProという最も速度が出るもので行って良い
- できれば忘れないうちにカラーに入る前につなぎ目の描き込みをちゃんとしておくべき
塗りについて
カラーラフがしっかりしているほど楽だった。隣の色をスポイトして調整するだけ。
lack万能筆の場合、混色があまり発生しないので、混色やぼかしについてはもうちょっとちゃんとしらべてみないといけない。
TABMATEについて
ズームが使いにくかった分、ズームをせず拡大をひかえてザクザクかくことができたきがする。
思ったより回転も使わなかった。回転やズームが必要な工程はiPadでやればいいのか?と思うくらい。
思ったよりも側面?のボタンが硬く、下の十字キーは遠いので、普通に押すボタン4つをメインで操作するのがよさそう。
厚塗りの場合はアンドゥの回数が少なくなるので、混色の問題が解決すればTABMATEでも問題なさそうだった。
水彩塗りの場合は……やってみないとわからない……