ドメイン移管とサーバー移転を同時にやらずにずらす計画だったのが、結局急ぎでサーバー移転を決行することになってしまったので、反省を兼ねた備忘録を書くことにした。
最も注意すべきもの=メールアドレスの移転
ドメイン移管の際に気をつけること
メールソフトの設定変更はいつすればよいのか?
旧メールと新メールはしばらく併存させる必要があるのか?
というところが一番だと思います。
メールアドレスは何に依存するのか?
メールアドレスは、「サーバー」に依存します。
よって、ドメイン移管しても、ネームサーバーが旧であれば旧サーバーの設定のままであり、ネームサーバーを新サーバーの設定に変えたら新サーバーの設定にする必要があります。
逆に言えば、サイトの切り替えと同時にメールソフトの切り替えも行わなければいけません。
どっちかだけ先に変更できるのか?
ネームサーバーを変更
↓
サイトとメールアドレスを、同時に新サーバー用の設定に変更する必要がある。
どっちかだけ先にということができない。
メールソフトの設定についてはどうすればよいのか?
ネームサーバーを変更しても24時間以内では旧のほうにメールがとどいてしまうことがあります。
そのため、完全に新に移行するまでは、メールソフト内には両方の設定を併存させる必要があります。
よって、クライアントには「メールソフトの設定を変更」と伝えるのではなく、「新サーバーのメール設定を追加」、「旧はまだ消さない」と伝え、メールソフトに追加してもらってください。
最終的な実行順
★のついているところが、解説したところです。
- テストサーバーで動作確認を行う。
- 新サーバーを契約。
- 新サーバーにドメインを登録(この段階ではまだドメインが旧管理者にあるため、FTPでフォルダがあるのみだけで、インターネット上では表示されない)
- 新サーバーにFTPでWordPress以外のファイルをアップロード。
- 新サーバーにメンテナンス中の告知文をいれたindex.htmlを作成しておく
- ドメイン移管(ネームサーバーはまだ旧サーバーのまま)
- 既存メールアドレスの登録(「新規メールアカウントの作成」から登録)
- ★メールソフトで旧設定を消さずに新設定を登録し、両方見られるようにする
- ★新サーバーにてドメインのネームサーバーを変更
- ネームサーバーが浸透したらWordPressを引っ越し。index.htmlを上書きするので必ずメンテナンスモードを最優先で導入する
- ネームサーバー変更から24時間以内はメールが旧サーバーにいったり、送受信がおかしかったりするので注意する。
さいごに
時間に余裕をもたせるため、ネームサーバーの浸透のことを考えると、メンテナンスモードになっている期間を1日か2日いただいておき、ネームサーバー切り替え当日はメールの対応に専念するほうが胃が痛くないと思います。
今回唯一助かったのは、移管するドメイン以外のメールアドレスでの連絡手段が担保されていたことです。
ドメイン移管の際はメールが不通になるので、連絡手段には気をつけましょう。。
以上、備忘録でした。