【感想】ロマンスは剣の輝きⅡ 再プレイ

1999年発売、F&C(フェアリーテール)の美少女ゲーム[R15]、PC版「ロマンスは剣の輝きⅡ」
私にとっては思い入れ深い作品で…、自分の原点を振り返る計画を立てる中で絶対に再プレイしようと思っていました。

目次

私とロマ剣Ⅱ

なぜ人生を振り返るのにロマ剣が重要なのかと言うと、2つほど理由があります。

1つは、「ホームページ作成のきっかけになった」
もう1つは、「命名の基礎になった」。

ロマ剣のせいで初めてホームページを作った

実は、幼馴染がロマ剣のホームページを作ろうとして私にもホームページを作らせたことが、私がホームページ制作を趣味でやるようになったきっかけだったからなのです。なんだよそれ!笑

というわけで勿論、私にロマ剣Ⅱを勧めてきたのは、その例の幼稚園からの幼馴染のMちゃんでした。まったく、彼女は(当時とても口に出せない年齢で)一体どこから美少女ゲームの情報を仕入れていたのでしょうか?綺麗なコスプレお姉さんとどこで知り合いになっていたんでしょうか?今考えても謎が多すぎる……!

ロマ剣の感想に早く飛びたいという方は読み飛ばして次の見出しへお願いします。

Mちゃんは自分の今ハマっているものを推しまくり、幼馴染で同じクラスの私に「A(私)もやろうぜ」っていつも巻き込んできました。

  1. Mちゃんの押し売りにより「ロマンスは剣の輝きⅡ」で初美少女ゲームデビュー。なぜ。
  2. Mちゃんがロマ剣のファンページ(ホームページ)を作ろうとし、私を巻き込む。
  3. 私、ジオシティーズで初めてのホームページ、「ウニョラー大辞典」(魔法陣グルグル)を作成。
  4. 学校の自由研究だか総合の時間だかで、Mちゃん主導のチームで漫画を作ることになり、人生初の漫画同人誌「キタキタ秘宝館」(魔法陣グルグル、コピー誌)を作る。
  5. 時は流れたが、MちゃんからKeyの名作「Kanon」「Air」に加えて、Tacticsのエログロ美少女ゲーム「MOON.R」をやらされ、その年のゴールデンウィークの間ずっと食欲を無くす。トラウマ。
  6. MちゃんがKanonの本をコスプレしながら売るサークススペースに私の「キタキタ秘宝館」を持ち込んで無料配布で片隅に置いた結果、面白がられて持ち込み分が全部捌ける。
  7. そこからかなりの時を経て偶然にMちゃんと再会した結果、すぐにPC版「Fate/Stay Night」を猛烈にPUSHされプレイ。

……流石にその後は偶然再会していないので交流は一応途絶えている。
壮絶ですね。彼女が現在の人生にいかに(悪?)影響を与えたかわかりますね。恐ろしい。

ええと、そうです。ロマ剣の話でした。かなりヤバイ経歴になってしまったのでロマ剣どころではなくなってしまいましたね…

命名の基礎になった

ドラクエやポケモンなど、ゲームで名前をつける場面って多いですよね。
そのときに、ロマ剣のヒロインの名前は短くてかわいいものばかりなので今でも使わせてもらっています。エル、リーナ、シャロン、エリス…とかね。

いや、でも、その2つの理由以外にも、やっぱ思い入れ深い作品であることは事実なんです。
ではいよいよ時を経て19年ぶりのロマ剣の感想です。え?当時の年齢は聞くな。ダメだぞ、巻き込まれたんだぞ。

ロマ剣Ⅱ再プレイ感想

今回のプレイ方針

昔プレイしたときは、引っ込み思案の神官見習い「シャロン」と凛々しい女性神官騎士の「リーナ」、エルフの「エリス」を連れていました。お嬢様の「エルファーシア」は気になっていたけど、旅の途中でリーナやシャロンのイベントを見ると、エルファーシアの攻略条件を満たせなくて、クリアできていませんでした。

昔は、自分を上手く表現できない自信のないシャロンが変わっていく様子や、永遠に年を取らない呪いのかかった孤独なリーナの事情などがとても気になっていましたけれども、今回はあえて見たことがなくて気になっていたエルファーシア一本でいこうかなと思ってプレイをはじめました。

再プレイで感じた、ヒロインたちの印象の違い

とても驚きました。

自分がおとなになったからだと思うのですが、昔嫌だなと感じたキャラが全然嫌ではないし、理解できるのです。逆に、昔好きだなと思ったキャラがむしろ苦手になっていました。

今回のスタメン

エルファーシア(お嬢様)

ラストバトルにもちゃんと連れていきました。もちろん育てて。EDを見て、やはり彼女のEDが一番しっくりくるなって思いました。

エルファーシアは、キースと出会うまでは完全に外から隔離された深窓のお嬢様であり、本人も「人形のようだった」と。キースを通して色んな人と出会い、行動して、ダイダロスに乗り込んでクレア族としての願いを引き受けて、そして自分でキースについていくと決めた。まさに広い世界へ出て、あなたと共に歩いていくのだという飛び立ちです。

EDテーマの「風を感じて」の歌詞はまさにエルファーシアなんです。「夢は求めるものじゃない」「広い世界をあなたと歩いていく。どこまでも続く、この道を」

エルにとって、この物語は始まりに過ぎず、おそらく、EDシーンからこそがエルの真の人生なのです。
エルはキースが選ばなくて家で人形のように暮らすままだったとしてもそれでも幸せなのかもしれないけれども、自分で意志を持って選んだ道を生きていくエルの姿は、これこそ、私が見たかったロマ剣ⅡのEDなんだなと思いました。

キース(主人公)

昔よりも全然好印象です。昔はプレイヤーが感情移入できるように作られたチャラ男だと思っていました。しかし、今プレイすると、義理堅いし、カッコつけたいお年頃だけどちゃんと約束も守るし腕っぷしも強い。

実はスラ造が貴重なコント役で、女の子じゃないのでギャーギャー会話している素の姿もすごくいいです。少年ジャンプ感ある。好印象。 キース、スラ造、リーナの会話が多いのでとても楽しかったです。

宣言したことや約束したことはちゃんと達成するし。随分印象が変わったのはスラ造のおかげなんだろうか?女の子にカッコつけたい以外の会話が多くなったので、キースという人間自体に興味が持てて印象が変わったのかも?

保護者のマスターとのやり取りを見ていると、ちょっと弟っぽいキャラでもあったりして、憎めない可愛らしさがあります。お色気についても、リュキアのパンツをみてもグヘグヘってなるわけでもないし、流石にエルファーシアにはお触りしようとしていたようですが、スケベも悪い方向ではなく、素直で律儀です。

リーナ(神官騎士)

頼れる17歳美少女神官騎士。実は数百歳で、不老の呪いがかかっている。って、リーナがいるせいでエルフのエリスの長寿が霞んでいるんですよね。リーナはロマ剣Ⅰからのキャラクターで、ファンの人気はNo.1です。

スラ造と並んで会話も多いヒロインなので、連れ歩くのも楽しい。

昔はリーナEDを見ています。わかるのです、リーナという孤独な少女の闇はこの作品で一番の闇です。闇と救ってあげたい感はエルでは比較になりません。絶対リーナです。ただ、リーナEDはあまり納得がいかなかったというか、そうですね…。リオンやエルのEDでは諸国を放浪するキースですが、リーナの場合はリーナが放浪だったので二人で静かに定住という感じでしょうか。でもなんだろう、多分私は、村娘服や司祭服のリーナがあまり好きではなかった。リーナが幸せになるEDなのでそれは全然いいんですが、ああ~よかったなあ~ほっこり、という感じはエルよりは受けなかったというのがおとなになった今の印象です。だって、リーナは不老だし。不死みたいなもんだし。どうしようもないのはわかるんだけどさ、それでもそばにいたいのはわかるんだけどさ、けどさ~~~みたいな。わからん。

スラ造(スライム)

実は昔、イベントをやらなかったのでいなかったも同然なんです。しかし、今回やってみたらスゴイ。なにこのスライム、めちゃくちゃ喋りおる!!キースがラッキースケベでかっこいいみたいなそういう美少女ゲームのような感じがしていたのがガラッと変わりました。

スラ造は容赦なく常にツッコミを欠かさないので、おかしいなこのゲーム少年ジャンプだったか?っていう感じで非常に楽しかった。あとサンダーボルトも強いし、物理も強いし、素晴らしいスライムでした。君がMVPだよ!!

チムは良いツッコミ姉御だったので連れ歩きたかったんですけど~~~枠がなかったんだ!リーナが入るとアルビオンも連れてくるので……涙

昔苦手だったヒロイン

リュキア(わがまま魔法幼女)

幼馴染Mちゃんがお気に入りだった子です。天真爛漫で甘え上手、主人公のキースへ平然とアタックしていく素直な子です。実は転生系知力キャラであり、PTの中では一番頭が良く古文書も読めます。

昔は、天真爛漫で甘え上手で恋にも前向きでお色気要員を兼ねるっていう部分が苦手だったんだと思います。今はむしろ「えっ、リュキアって全然いい子じゃないか??」って驚いてしまいます。ただ、両親がスゴイ(別作品の主人公たち)のもあって、12歳の若さでは彼女には闇がなく、いい子だなわかるわかる、嫌いではない、むしろ好きである、ただ、EDで選びたいオンリーワンヒロインではないなと思いました。
うん、リュキアへの印象が随分変わったので再プレイしてよかったなと思いました。

ジャネット(女戦士)

たくましい女戦士です。露出が多くて、男言葉でパワーキャラなので、昔は、また露出多い系女戦士か……ってこの時点で引いてしまっていた気がしました。

今プレイしてみると、ジャネットはジャネットで剣一本で身を立ててきて、背中にも傷があって、女らしくない自分に苦しみながら、それでもドレス贈ってくれたり背中の傷も含めてジャネットだよって言ってくれるキースに救われるんだろうなって思って、きっとキースと出会えて可愛くなれたんだろうなあってなんかいい話に感じました。
ほんとに随分印象が変わったなと思います。

リオン(大人の女性詩人)

リオンは最年長のPTメンバーで、随分趣味も態度も大人です。昔は、キャラが多かったのもあって、全くイベントもこなせず興味もわかないキャラでした。

今回はLV40で覚える「再起の歌」目当てで連れ歩いていろんなイベントを見ました。ええ、なんかこう、旅慣れていて男も慣れていて、執着とかはないアッサリした大人の女です。背伸びをして香水を贈ってみても、素敵なプレゼントありがとうございます、でも私は声で魅せるタイプですので♡みたいな大人の女です。クソーッ!笑
キャラが多すぎて没個性になったキャラの一人なのだろうかと。イベントを見ても、リオンが大胆でカッコイイ大人の魅力的なお姉さんなのはよくわかるのですが、リーナやエルの重さを見てしまうと、リオンはキースがいなくても生きて行けてしまうんだろうなぁって感じてしまうのです。もっと弱みが見たかった…残念…。

ポップルとスピカは省略します!!

昔好きだったヒロイン

シャロン(神官見習い少女)

引っ込み思案で、無口気味…なのではなくて、おとなしい…のでもなくて、そうです、コミュ障なのです。昔はそんな彼女が健気に変わろうとする姿を応援して、ちゃんとEDも見ました。が!なんてことでしょう。今回プレイしたら、ガラッと印象が変わってしまいました。

なんと、シャロンのツッコミに耐えられなかったのです。キースやスラ造、リーナといった面々は、口を挟んで文句を言うからには自分で責任をとってその行動をできるのですが(スラ造を大人とカウントするのもなんか変ですがスラ造とチムは立派な大人マインドです笑)、シャロンはキースの背中に隠れて、ちょっと苦情を言ったり、ちょっと悪口を言ったりすることが多くあったのです。14歳だからまあ許されるといえば許されるのですけれども、それがイラッときてしまって。引っ込み思案でコミュ障で「仕方ないわね~」で保護者に守られてる女の子が、自分はやらないのに影に隠れて口だけは出す、という状況が、多分私の塾講師時代のトラウマを刺激したのでしょう……。ごめんねシャロン。君が直接悪いわけじゃないんだ。
というわけで、自分がおとなになった結果、昔応援して共感していたヒロインが苦手になりました!

エリス(エルフ)

名前は一番好きです。今でも一番好きです。エルフ族というものが昔から好きだったので元々好きでしたが、ウーン?昔はエルフという長寿の種族がキースたちと交流することで変わっていくのがかわいいなと思っていたのか?な?と思うのですが…?

今プレイすると、わぁー頑固だな~~と思うのです。違うんです、年齢で長寿で頑固っていう頑固じゃないです。そういう頑固じゃないんです。エルフで頑固なんじゃなくて、エリスが頑固なんです笑。なぜそう言えるかと言うと、リーナのネタバレになるのですが、リーナは不老なので外見は17歳の人間の少女ですが、おそらくエリスよりも長く生きています。そのリーナが結構しっかりしてて理解もある大人なので、エリスが余計に頑固に感じました。なんかちょっと苦手になっていました。大人なのだし、もっと状況に対して直情的ではなく柔軟な対応をしようよ、みたいな気持ちになってしまい、胃が痛くなってしまうのでした。

ロマ剣Ⅱ再プレイを通じて感じ取ったこと

”広い世界へ出る”という萌え要素について

私はお嬢様系ヒロインが広い世界に出る系の展開が好きなんです。広い世界に出ることが好きなのかと思っていたのですが、エルのEDで気付かされたことがありました。

エルは、父の敷いたレールの上を疑いもせずに歩いていくのが一番安全でベストなことだと思っていたけれども、それを自分の意志でこうしたいと選んで道を歩いていくことをするようになっていきました。

そして、エルEDでのキースの独白。エルが広い世界を歩いていくとき、キースはそのすぐ側でその姿を見つめていたいと思っているのだと。新しい世界を歩く彼女と共に生きていきたいと思うこと。エルのEDには、非常に重要な萌え要素がありました。

それは、広い世界へ歩きだし、自分の意志で選んでいくだけではなく、”それを側でいつも見つめてくれる人がいる”という要素です。

一見恵まれているように見えるお嬢様系ヒロインは、主人公が選ばなくても不幸にならないからっていう理由で、過激なファンからは「あっちの子を選んであげないなんてかわいそう」とか「あっちのかわいそうな子を選んであげないなんて、血が通っていない。人間じゃない」なんて言われたりしました。

でも違うのです。彼女たちを選ぶのは同情からでも馴れ合いからでもなくて、
彼女の生きる姿を一番近くでみつめていたいからなのだと。
ただそれだけなのです。

昔とキャラへの印象が変わったことについて

シャロンが苦手になって避けてしまったことや、エリスの頑固さは年齢じゃなくて性格じゃろって思ったこととか、リュキア・ジャネット・リオン・キースなどへの印象がガラッと変わったことはとても勉強になりました。

つまり、昔プレイしたゲームは、やり直すと印象が変わる可能性があり、昔わからなかった良さをわかることができたり、昔気づけなかったキャラクターの個性に気づけたり…。

自分を見つめ直すきっかけになることもあるということなのです。

プレイまとめ動画

トリミングしながら好きなところだけまとめた動画です。
Windowsフォトで編集したら結構簡単だった。まさかムービーメーカーが配布終了していただなんて!時代は変わったんだなあ!

おまけ(参考サイト)

「ロマンスは剣の輝きII 攻略法」(白森 風さん・Kenさん)

このサイトがなかったら今回のクリアはできなかったでしょう……とても感謝しています。
特に洞窟やダイダロスのマップは感謝が止まりません。イベント発生の分岐も本当にありがとうございました。
お陰様で19年越しに無事にエルのEDを見ることができました。

Author

Akila

Akila

RPGゲームとファンタジーと猫が好きです。軌跡シリーズ、DQシリーズなどで同人活動をしています。

目次
閉じる